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愛の原点
性について断片的な思考を数回にわけて書きとめてみました。 各項目の前後関係はそれほどありませんが、思考の糧になればとうれしくおもいます。 一章 1)感情(恋)は現代科学では分析できない不可解なものである。 ひとは何故異性に引かれるのか? そもそも、人間は何故愛するのか? 現代科学が愛の感情の説明に役立つだろうか? もしそうだとすれば、科学は高度な発達をとげたと言えるであろう。人間は論理で説明できなかったり、分析できないことがあると、不安になるものである。科学で説明できなけれは神話がうまれる。これは人間特有なものである。 とはいえ、どうにかして、こじつけでもいいから、説明がほしい。 たとえば、新ダーウィン説や社会生物学、DNAなどの説がある。 異性に引かれ、異性をもとめることはどういうことなのか。 感情の分析は困難をきわめるので、まず動物の性行動をしらべてそれを人間に適用しようという考えがある。感情が枝葉だとすれば、それをささえる幹をみてみよう、そして物理現象の原理を理解し物事の理解を深めたら、感情のしくみも理解できるのはないかという望みがある。 2)性は人類の生存に必要な不可欠である。性の衝動がなければ人類はとうにほろびていたであろう。 [Back to basics] という言葉がアメリカではやったことがある。これは、日本語でいうなら、「基本にもどろう」と訳せるだろうが、性の衝動の性の原点である。 その衝動がどこからくるのか?生物細胞学がわかれば人間の愛の感情の理解に役立つであろうか? すこし疑問に感じるのは、遺伝や生殖を理解することは、飛行機を構成している材料をいくら調べても飛行機がどうして飛ぶのかわからないのと、似てはいないだろうか。 3) 人間は何故、二つの性(男女)から成るのか? 遺伝的には多様性があった方がいい。それは違った遺伝子から環境に適した免疫の高い遺伝子が、突然変異によってでき、自然淘汰されたからである。これで両性の説明がすこしつく。 近親結婚が長い目でみたら良い子孫ができなくて不利であることはよく知られている。 エジプトの皇族が絶えたのも近親結婚がおおかったからである。近親相姦が多くの社会でタブーであるのは、人間につちかわれた知恵である。 4)愛がなぜ国を超えて人のこころうつのか? これは世界の文学をみたら一目瞭然であり、文学に愛を扱ったものが多いことは人間がそれに深い関心があるからである。 結婚相手の選択と結婚が人生で最も重要ある。家族なくしては国もなかろう。 では、人はどのようにして相手を選択するのであろうか。 「人目ぼれ」など、理性ではなかなかコントロールできないむずかしい面もある。社会のルールもある。結婚が純粋な愛の感情だけでもたらされるものではないことは、だれもが知っている。 5) なぜ、セックスは快楽をもたらすのか? これは、セックスに快楽がともともなわかったらどうなるか?と省みればわかる。 (精神・身体が病気である場合はべつにして、不快であるということは自然のルールに反する) 自然淘汰された結果、人間はそのようにできあがったのである。科学的には快楽のセンサーが刺激され、電子が頭脳に送られ、大脳が刺激され、…… ようするに、性欲は人間の生存に不可欠な要因である。 6) 人間に限らず、動物も固有の求愛の演技をする。 鳥の歌声、動物の叫び声、匂い など、求愛に不可欠である。 7)人は若い時がもっともきれいにみえる。
(もっとも生殖に適した)若い女性が男性に魅力的に見えるということには理由がある。 女性と男性の身体の構造が違うということは、男性でなく女性だけが出産できることによる。 でも、ホルモンの分泌と作用で全部説明できるだろうか? 8)妊娠と子供も誕生、遺伝子が個人の特徴を決定することはわかっている。
卵細胞からりっぱな人間が形成される過程は複雑さを超えた神秘性をもってる。フィードバックのメカニズムで自動学習し大脳は成長する。ここに、男女の違いもあるのだろうが、数億もの神経回路を分析できるほど、現代科学は高度ではない。 9)愛の感情の理解は、眼による物の識別、言語学習などより、もっと複雑な面がある。 ピラミッドの頂点をの下方からながめ、その偉大さに感嘆する。その頂上を克服できるであろうか。 | index 愛の原点 愛の出会い 愛のよりどころ | |